RaspberryPi

第2回 「ノートPCでRaspberryPiを起動する:Raspbianのインストール」

目的

OSをインストールして、実際に起動するまで行っていきます。
うちはディスプレイ、キーボード、マウスがないのでノートPCのみで設定を行っていきたいと思います。ちなみにOSはRaspbianです。

準備

ハードウェア編

RaspberryPi 3 model B 本体
microSD:最低4GB(8GB以上を推奨)
SDカードアダプターorSDカードリーダー
ACアダプター : USB typeB (5V/2.5A以上)
⑸ モデム&ルーター(無線環境)
有線ケーブル
⑹ ノートPC(今回はWindows)

⑴~⑷はraspberrypiを起動するうえで必須なものです。詳しくはこちら

第1回 「大学生がRaspberrPiを購入しました」

ノートPCはうちは、SurfaceLaptopを使用して設定しました。
このPC、使いがってがよくておすすめなんですけど、SDカードスロットがなかった、、、(盲点)

ソフトウェア編

一応まとめましたが、使う場面ごとにリンク張りなおすのでこんなの使うんだーでOK!

導入

OSのダウンロード

今回、インストールするOSはRaspbianです。とりあえずこれだよね。(NOOBSは便利ですがディスプレイがないと設定できないので今回は使用しません)

rapbianには以下の2種類があります。

2020年現在は STERECHではなくBUSTERとなっています。
種類も以下の3種となっています。

・Raspbian Buster with desktop and recommended software
 デスクトップ環境用(GUIで操作する)のタイプ。必要最低限のソフトの他、主要のソフトウェアが入っているみたいなので初心者におすすめです。
Busterから新たに導入されたタイプでもあります。
・Raspbian Buster with desktop
デスクトップ環境用のタイプ。必要最低限のソフトしか入っていません。
メモリの容量が少なくて済むので自分でいろいろの名ソフトを入れて人におすすめ。
・Raspbian Buster Lite
このタイプのみデスクトップ環境が入っていません。基本の操作はほかのPCからSSH接続で操作することになります。
LinuxになれていてCLIでしか操作しないつよつよな人が主に使用します。

私は必要な時にソフトを入れればいいと思っているのでメモリはなるべく空きが欲しい
と思っているので今回は、ディスプレイのwith desktopを選択しダウンロードします。

ダウンロードした,zipファイルは展開しておいてください。.imgファイルが出てくると思います。

ダウンロードしたraspbianの中身

以下の方法は、基本的にデスクトップ環境用のセットアップですが、
SSH接続も行うのliteも対応しています。

SDカードのフォーマット

書き込む前に、microSDをフォーマットします。
まず、SD Card Formatterをインストール。

「Windows用ダウンロード」を選択→「同意します」を選択

インストーラーを実行してこのようなアイコンがデスクトップに出ていたらOK

次は、microSDをPCに挿入します。
このとき、SDカードアダプター(microSD買えば大体ついてくる)を使用します。大半のノートPCはSDカードスロットがあるので問題ないですが、うちはなかったのでUSBで接続できるSDカードリーダーを購入しました。

SD Card Formatterを起動し、microSDを選択し、上書きフォーマットを選択しスタート

念のため上書きフォーマットを選択していますが、自分はクイックでやってます。クイックは一瞬で処理が終わります。

OSの書き込み

次は書き込みです。Etcherの自分のPCにあったものをダウンロード

インストーラーを実行すればこのようなアイコンがデスクトップにできる。

Etcherを起動する。
Selectimageをクリックし、ダウンロードしたRaspbianの.imgファイルを選択

⑵Selectdriveをクリックし、任意のmicroSDを選択
(接続しているメモリがmicroSDのみであれば自動で選択されているはず)

⑶Flash!をクリックして書き込み開始


SSH設定の許可

書き込みを終わったmicroSDを開いて、SSHというファイルを作成する。
テキストなどで作成してあと拡張子を削除してください。

これで、起動したときSSH接続が許可される設定となる。

起動

電源ON

RaspberryPiは電源スイッチというものがないのでACアダプターを挿入するだけで起動します。

SSH接続

まず、SSH接続をする為に、TeraTarmをダウンロードしておきます。インストールしたらそのままTeraTarmを起動する。

ここでraspberrypiのIPアドレスを入力すれば、接続できますが、肝心のIPアドレスがわかりません。知る方法はいろいろありますが、自分の場合、iphoneのFingというアプリを利用しました。Iphoneが接続しているローカルネットワークのIPアドレスを確認することができます。

PCからIPアドレスを取得する場合はターミナルを開いて以下のコマンド実行してください

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i

コマンドを簡単に説明するとLAN内の端末に片っ端からPingを打ちまくります。
しばらく時間がかかるので放置してもいいですが、
「要求がタイムアウトしました」の表示が続くのであればctrl+Cで中断しちゃっていいと思います。
これによってarpテーブルが更新されるので以下のコマンドによって端末を確認します。

arp -a

raspberripiを接続する前に一度arpテーブルを取得して、接続した後にもう一度arpテーブルを取得し、新たに追加されている端末がraspberripiだと予想できます。

(まぁ大体、昇順で割り当てられていくので一番大きいIPアドレスの場合多いです。)

TeraTarmに戻り、IPアドレスを入力し接続。

ID、パスワードの初期設定は

ID              : pi
password : raspberry

これらは、デフォルトのままはどうかと思うのですぐに変更するようにする。

この画面になったら成功

VNCの利用

せっかくデスクトップ環境有をインストールしたので、VNCviewerをインストールし、デスクトップ環境を使えるようにする。

TeraTramによってraspberrypi側のコマンドプロンプトで

sudo raspi-config

設定からVNCを有効化します。

VNCviewer(PC側)を起動し、raspberrypiのIPアドレスを入力後、ID、passwordを入力することでデスクトップ環境で動きます。

Busterをインストールした場合はこのまま初期設定はいるみたいなのでやってしまいましょう。

第3回 「RaspberryPiの初期設定」

ただし、このままだと接続先のPCによっては解像度が適切でなく使いづらい、、、なので設定を変更します。

コマンドプロンプトで

sudo nano /boot/config.txt

以下のように設定を変更します。

hdmi_modeで解像度を選択できます。
解像度は、以下のサイトをみて任意で変更する。(参考に、自分の場合、ノーパソが13インチで下記の設定)
http://elinux.org/RPiconfig#Video_mode_options

変更後はrebootすると設定が反映されます。

注意:ディスプレイに直接HDMIケーブルで接続する場合はこの設定をデフォルトに戻さないといけないかも

以上で、デスクトップ環境を使うことができるようになりました。

次回

コマンドをそこまでたたく必要がなく基本的にはGUIでポチポチすればいいので結構簡単ですね

次回は、初期設定
日本語環境の設定、タイムゾーン設定、IPアドレスの固定、password変更ぐらい

第3回 「RaspberryPiの初期設定」

  • この記事を書いた人

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名前:ゆきの 職業:システムエンジニア 執筆分野:ガジェット,ゲーム,IT資格,理系大学,プログラミング,IoT,技術書レビュー

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